弟のこと

2005年10月29日
あきは両親と弟の4人家族です。

基本的に家族は好きです。
あきを1人の大人として認めてくれて
特に怒られることもないです。

弟。
今年20歳になります。
世間で言うと大学2年生になります。

彼は耳に障害があります。
いわゆる「聴覚障害者」です。

今まで1度も普通学校に通ったことがありません。
生粋の「ろう学校育ち」です
でも幸い知能は全く問題がないです。

今日
彼の学校の文化祭に父と行きました。
母はPTAとして主催者側にいました。

彼は高校生から、今の学校に通っていますが
行ったのはこれが初めて。

そこではいきいきと頑張っている弟がいました。
同じ境遇に生まれた仲間達と心から笑っている弟。
普段、健常者と過ごすことは彼らにとっては
たとえそれが家族であってもとても大変なことだと思います。
何か、家では心から笑ってないのかな?
そう感じてしまいました。

いい笑顔を見られて本当に良かった☆
でももう今年度で卒業して
働かなくてはいけません。
彼らの就職先は「一般企業の障害者採用」
つまり、同じ境遇の仲間とは離れて健常者と共に働く。
容易なことじゃないんだろな、って思います。

ちなみに月曜は弟の就職試験。
頑張ってほしい!
面と向かって言えないから、ここからエールを送るよ☆

実は、そんな弟を持ちながら
あきはあまり手話ができません。
彼が反抗期の頃、健常者(家族)が手話を使うことを
ものすごく嫌がりました。
おかげ(?)で最低限の手話しかできず・・・

なんとなく兄弟の会話も普通の家に比べて少ない気がします。
弟のこと、あまりよく知りません。

今日、ろうあの人に出会って
「手話覚えたい」て思いました。
弟ともっと心を通じ合いたいです。
だってたった1人しかいない兄弟。
大切にしたいですから!

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